―その具体例を紹介―
絶対に覚えたい英単語活用200
◆対象―中3、平均点を下回る生徒
◆形式―補習
【今までの反省】彼らのほとんどは単語を覚えることを避けてきたはずである。それは、その練習が無味乾燥なものだというだけでなく、たとえ覚えたとしても点につながった経験がないからである。
【どう指導するか】そんな彼らには、ただ闇雲に単語を覚えるのではなく、単語には種類があり、独特の性質をもっている。それを理解することで、その単語が文中どの位置で使われているかを納得させる。
【その結果は】このような訓練を続けていくと、教科書の新出単語の意味調べでも無意識に品詞を書くようになり、いつの間にか形容詞や前置詞までも理解するようになる。
数学図形の基本の基本
◆対象:中2、平均点を下回る生徒
◆形式:夏期講習などの短期講習
【今までの反省】小学校の高学年で図形の基本を学んできた。面積や体積である。その知識があれば中1の図形は乗り切れるはずである。しかし現実には小学校卒業と同時に図形の知識も消失してしまっている。
【どう指導するか】2学期になると合同など図形が本格化する。その前に、図形の基本中の基本だけを夏休み中に抑えて置くことが大切である。
【その結果は…】「同位角」「錯角」「対頂角」などのことばに惑わされずに、公式を意味を理解することが出来る。
すっきり日本史年表
◆対象:中2,3、歴史大嫌い人間
◆形式:家庭学習
【今までの反省】範囲が狭いと覚えることも少なく、そこそこの点数は取れる。しかし、
範囲が広がると知識がごちゃ混ぜになり、時代の流れさえおぼつかなくなる。
【どう指導するか…】まず時代区分を明確にすること、そしてその時代に登場した人物、代表的な出来事を覚えることをこのプリントを繰り返すことで徹底させたい。クリアファイルに収めていつも机の上に置いておく。
【その結果は】次第に、今学習している時代がどんな時代で、どの時代の後に続くのかということに関心が向くようになる。そうなれば、むやみに教科書の太字を覚えるという非効率的なことをしなくなる。