スリーステップ英作文の概要
スリーステップ英作文 は下記のように構成されています
[対象]中3
[レベル]B,A
[使用法]短期講習用
長文と並んで、近年の入試英語の特長と言えるのが、この英作文である。ほとんどの生徒は、段階も踏まずに英文を作り始める。その結果、テーマからそれたり、ただ単語を並べるというお粗末な英文を書くことになる。加えて、過去問集の正解見本は生徒の英語力とかけ離れたもので、何の参考にもならない。
減点されない英作文を書くには、鉄則がある。その鉄則を守った上で、段階を踏んだ訓練が必要である。その鉄則とは何か。①やさしい英文を書く ②短い英文を書く。この2点に心がけることである。
この教材は、上記の鉄則を踏まえ、3つの段階を設定して、徐々に合格英文に導いていこうとするものである。
まず、与えられたテーマによって、初級と中級に分けている。初級はさほど悩まずに、書く内容を決定できそうなものを選んである。中級は、多少高度な文型を使わざるを得ないようなテーマを選んである。
1stステップ
ここでは、書く内容を日本語でまとめる訓練をする。ここで注意するのは、あまり凝った内容にしないこと。どうしても日本語で考えるといろいろなことが想像できてしまうからである。あくまでもシンプルに。
2ndステップ
その日本語はどんな英語にできるか。教科書の基本英文と必要な単語を組み合わせていく。
3rdステップ
いよいよ完成である。ただ単語を並べた<ジャパニーズイングリッシュ>になっていないかをチェックする。一番の問題点は語順である。
見本ページ
初級編
[テーマ1]ALTの先生に自分の学校を紹介する
=1stステップ=書く内容を日本語で整理する
- 創立年月日
- 生徒数
- 活発な部活動
- 学校行事(体育祭、音楽祭、文化祭など)
=2ndステップ=どんな英語にできるか
- 創立年月日
→一番簡単なのは、「とても古い」「とても新しい」で表現する。
→人間の年齢を表す言い方が、ここで応用できることに気づくか。
→英語に自信がある人は、「50年前に建てられた」と受け身形で書いてみよう。
- 生徒数
→haveを使うと、中1英語で表現できる。ただし、主語を何にするか。
→中2の基本構文「(机の上)に(本)がある」は人間にも応用できて、「~に…がいる」を表すことができる。
- 活発な部活動
→「野球部は市内で一番強い」であれば最上級。
→「テニス部は部員がとても多い」=「テニス部にはたくさんの部員がいる」
- その他
→「毎年秋に、音楽祭があって、たくさんの人が聞きに来る」これをその まま1文の英語にしようとすると、必ずまとまりのない英語になる。2文に分けたほうが無難である。
スリーステップ英作文 で達成できること